公開講演会2:

題目: 「テキストと語り・談話­­ — 空間的・時間的距離のある事象の語りの日英両語の比較対照から認められる言語多様性・固有性」

講師: 南雅彦氏 (サンフランシスコ州立大学/国立国語研究所, Journal of Japanese Linguistics 編集主幹)

後援: 平成26年日本学術振興会学術研究動向調査費

日時: 2015年3月25日(水) 午後4時半~6時

講演内容:

語りにおける論理展開のまとまり・一貫性と、節や文の相互関係、話の連鎖的構造における場面同士の結束性は、読み手・聞き手に話の内容を適切かつ効果的に明示するための語りの双子のエンジンの役割を果たしている。本発表では、話の全体構造、そして時制・能動態・受動態などの語りのデバイスを介して、空間的・時間的な視点(視座)がどのように表現されているかといった文脈的フレーミングの問題を一貫性と結束性から考察する。

参考文献:

樋口万里子・大橋 浩(2004)「節を超えて:思考を紡ぐ情報構造」大堀壽夫(編)『認知コミュニケーション論』(pp. 101–136)大修館書店.

Hasegawa, Y. (2011). The Routledge course in Japanese translation. London, UK: Routledge.

Minami, M. (in press). Narrative, cognition, and socialization. In A. De Fina & A.Georgakopoulou(Eds.), Handbook of narrative analysis. Malden,  MA: Wiley- Blackwell.

Minami, M. (in press). Narrative development in L1 Japanese. In M. Nakayama (Ed.),Handbook of Japanese psycholinguistics. Berlin/Boston, MA: De Gruyter Mouton.

****************************************************************************************

会場は

名古屋大学東山キャンパス全学教育棟4階406室
http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/index.html

(地図の「B4①」番)

交通案内: 地下鉄名城線名古屋大学駅①番出口徒歩5分

http://www.nagoya-u.ac.jp/access/index.html

入場無料・来聴歓迎(申し込み不要)

問合せ先:堀江薫 (horie@lang.nagoya-u.ac.jp )

Similar Posts

  • [:en][Done]The 16th Research Roundtable for Bilingualism as a First Language (BiL1) [:ja][終了しました]第1言語としてのバイリンガリズム研究会 (BiL1)–第16回研究会[:]

    [:en]The 16th Research Roundtable for Bilingualism as a First Language (BiL1) Co-sponsored by Graduate School of Intercultural Communication, Rikkyo University   “Bilingualism and Sign Language Studies”   (I) Date: Oct. 7th 2017 (Sat.) 13:20-17:30 (II) Place: Room M301, McKim Hall (Building 15), Ikebukuro Campus, Rikkyo University 3-34-1 Nishi-Ikebukuro, Toshima-ku, Tokyo, Japan 171-8501 http://english.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction *We have arranged sign language interpreters.   (III) Programme M.C. MISHINA-MORI, Satomi (Rikkyo University) Opening Address 13:20 YAMAMOTO, Masayo (Kwansei Gakuin University)   Plenary Lecture 13:30-14:30 “Sign Language Processing in the Brain” IKARI, Yukio (Osaka City University) Break 14:30-14:40   Guest Lecture 14:40-15:40 “Improvisational Signing in Sign Language Interaction: Through a Lens of Repair Sequence” BONO, Mayumi…

  • [:ja](終了しました)宮城教育大学英語教育講座 2018年度第2回講演会[:]

    [:ja]宮城教育大学英語教育講座 2018年度第2回講演会 6月14(木)18:00-20:00 2号館1階 221教室 講演者 Dr. Kazuya Saito タイトル Teaching Japanese EFL Students to Attain Comprehensible Second Language Speaking Proficiency 概要 In this talk, I will provide an overview on a series of empirical studies that my research team has been working on to help Japanese EFL students speak up, improve and achieve comprehensible speaking proficiency in classroom settings. First, I will discuss what comprises a realistic goal for adult L2 speech learning (comprehensibility rather than nativelikeness) based on the large-scale corpus data of 200+ Japanese learners who actually use L2 English for academic/business-related purposes in Japan, the UK and Canada. Next, I will touch on what kinds of pedagogical activities…

  • [:ja][終了しました]はごろも研究会2015のお知らせ(開催日12/12)[:]

    [:ja]堀恵子(東洋大学・筑波大学)です。 このたび,下記のように「はごろも研究会2015」を開くことになりました。 皆さまのご参加をお待ち申し上げます。 ——————— はごろも研究会2015 「コーパス構築とコーパスに基づいた日本語文法・日本語教育研究」 趣旨:機能語用例データベース「はごろも」のプロジェクトは6年目を迎えました。2015年度から新たなメンバーを迎え、文法の面でも充実したプロジェクトを目指して行きます。 2015年3月に機能語表を公開し、11月に用例検索システムも公開されました。 このたび公開を記念して、コーパス構築とコーパスに基づいた日本語文法研究、日本語教育研究に関する公開研究会を開くことになりました。どうぞふるってご参加ください。 日時:2015年12月12日(土)午後1時から5時半まで 場所:東洋大学白山キャンパス 6号館6321教室 〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20 アクセスはこちら http://www.toyo.ac.jp/site/access/ 参加費:無料 参加申し込みはこちら(https://ssl.form-mailer.jp/fms/0bd85ad8394392 発表者 中俣尚己(京都教育大学)「真正性のある接触場面コーパスが明らかにする学習者と母語話者の発話の違い」 内丸裕佳子(岡山大学)「原因・理由を表す表現をめぐって」 建石 始(神戸女学院大学)「時を表す表現をめぐって」 堀恵子(東洋大学・筑波大学)「「機能語用例データベース「はごろも」を日本語教育に活かす」 司会:山崎誠(国立国語研究所) 問い合わせ:khori34あっとgmail.com (あっとを@に変えてください) 本研究会は,JSPS科研費15K02654の助成を受けたものです[:]

  • [:ja](終了しました)講演会「日本手話ネイティブと学ぶ手話言語学」(名古屋)[:]

    [:ja]名古屋で講演会「日本手話ネイティブと学ぶ手話言語学」がありますのでお知らせします。 なお申し込みが必要です。 ——— 日本手話はろう者が母語とする言語です。 手話言語学の観点から、その独自の文法について考察します。 松岡 和美(2015)『日本手話で学ぶ手話言語学の基礎』東京:くろしお出版 の付属DVDに出演した6人のろう者が、それぞれの章を日本手話で解説します。 2018年7月28日(土)13:00~16:10予定 名古屋市立大学 桜山(川澄)キャンパス 主催:くろしお出版、共催:東京手話言語学研究会(TOSLL) 参加費:2,500円(税込)定員:150名(申込順) 日本手話-日本語通訳あり 詳細情報・申し込みフォーム掲載HP http://www.9640.jp/gakkai/1177/ [:]

  • [:ja][終了しました]名古屋大学言語学公開講演会(11月3日(土), 19日(月), 20日(火))のご案内[:]

    [:ja](1) 11月3日(土・祝) 午後4時~5時半 第55回日本語教育学分野公開講演会 演題:「共通語としての英語を介したサービスエンカウンター -参与役割、知識技能、言語能力の非対称性をめぐって-」 https://www.hum.nagoya-u.ac.jp/event/event-sub2/55.html 後援:平成30年度名古屋大学人文学研究科研究プロジェクト経費「言語学・応用言語学分野の教育・研究促進プロジェクト」 講師:柳町智治先生(北星学園大学) 場所:名古屋大学全学教育棟北棟4階406室 http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/ (キャンパスマップ内のB4①の建物: 名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」駅①番出口徒歩5分) 入場無料・事前申し込み不要 問い合わせ: 林 誠 <m.hayashi(AT)nagoya-u.jp> ATを@に置き換えてください 概要: 本発表では、日本国内のリゾートのスキーショップで日本語母語のスタッフと海外からの顧客が共通語としての英語を用いてやりとりする場面を、3つの非対称性に注目しながら検討していく。 まず、スタッフと顧客の間にはその参与役割と関連して、供与・享受されるサービスの内容に関する責任と期待をめぐる非対称性が見られ、両者のやりとりはサービスの価値や相手に対する信頼とも関連しながら組織されていく。さらに、スキー用具の修理と技術に関する専門家であるスタッフに対し顧客は素人であり、知識と技能をめぐる非対称性も両者のやりとりには関わってくる。最後に、日本語が母語のスタッフと英語が母語または第二言話である顧客は言語能力においても非対称の関係にある。それでも、両者間で相互理解にすぐに至らないことがあったとしても、それは言語的な問題というよりは専門的な知識や技能に関連したものとして取り扱われる。 外国語を介したサービスエンカウンターは、スタッフと顧客が自らの参与役割、知識技能、言語能力を表示、交渉する過程で相互行為的につくり上げられていくものであり、その成否は日本語母語スタッフの外国語能力のみに還元できるようなものではないのである。 (2) 11月19日(月)午後4時半~6時 言語学分野第8回公開講演会 演題:「韓国人日本語学習者による日本語丁寧体の関係節内使用制約の認知処理」 https://www.hum.nagoya-u.ac.jp/event/event-sub2/8.html 講師:玉岡賀津雄先生(名古屋大学) 場所:名古屋大学全学教育棟北棟4階406室 http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/ (キャンパスマップ内のB4①の建物: 名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」駅①番出口徒歩5分) 入場無料・事前申し込み不要 問い合わせ: 堀江薫 < horie.kaoru(AT)c.mbox.nagoya-u.ac.jp > 概要: 日本語の丁寧体は,時制句(TP; tense phrase)よりも上位構造の発話行為句(SAP; speech act phrase)レベルで派生すると考えられるので,丁寧体接尾辞のマス(politeness suffix –masu)は,埋め込み文内(embedded clause,関係節を含む; 日本語の埋め込み文の詳細は,Horie, 2018を参照)では派生できないという一般規則を生み出す(Miyagawa, 1987, 2012, 2017)ことになる。 (1)  直子は誰が来るか尋ねた。 (2) *直子は誰が来ますか尋ねた。 第1言語(L1)と第2言語(L2)の文処理において,両言語間の語彙・統語的特徴が類似していれば,習得が容易であるとされている。日韓両言語において,関係節内で丁寧体が使われないという制約は同じである。そのため,韓国人日本語学習者は,L1韓国語の関係節の認知処理のメカニズムをL2日本語の処理にも適用できると予想される。そこで,典型的な主語関係節の条件で,日本語母語話者と韓国人日本語学習者の文処理を比較した。 (3) 雑誌を読み終えた女性はすぐに帰宅しました。 (4) *雑誌を読み終えました女性はすぐに帰宅しました。 本講演では,日本語の関係節内での丁寧体使用制約について,(1)心理言語学の実験の基本概念と測定指標を説明し,(2)最新の文処理を測定する「迷路課題」の実験手法を紹介し,(3)最新の分析手法である「線形混合効果モデリング」によってデータを解析する。そして,(4)日韓の2言語間の言語的類似性と文処理の関係について第2言語習得の観点から(Jiang, et al.2011, 2015)検討する。最後に,(5)日本語の関係節内の動詞に丁寧体-masuをつけても容認される場合があるので,それについて触れる。 (3) 11月20日 (火) 午後4時半~6時 言語学分野第9回公開講演会 演題:「有声性と異化ー連濁・促音無声化を例として」 https://www.hum.nagoya-u.ac.jp/event/event-sub2/9.html 後援:平成30年度名古屋大学人文学研究科研究プロジェクト経費「言語学・応用言語学分野の教育・研究促進プロジェクト」 講師: 佐野真一郎先生 (慶應義塾大学准教授) 場所:名古屋大学全学教育棟北棟4階406室 http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/ (キャンパスマップ内のB4①の建物: 名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」駅①番出口徒歩5分) 入場無料・事前申し込み不要 問い合わせ: 大島義和 <oshima.yoshikazu(AT)b.mbox.nagoya-u.ac.jp> 概要: 自然言語において,有声性は有声・無声の対立による単語の区別など重要な役割を担う。本講演では,有声性に関わる音韻現象のうち日本語の連濁と促音無声化を取り上げ,これらが実際にどのような実現の仕方をするのか,またどのような要因の影響を受けるのかについてこれまでの研究成果を紹介する。両現象には様々な要因の影響が報告されており,これらを幅広く紹介するが,中でもライマンの法則・必異原理による異化を話題の中心とする。[:]

  • [:ja][終了しました] 日本心理学会 幼児言語発達研究会 主催 第3回 セミナー[:]

    [:ja]日本心理学会 幼児言語発達研究会 主催 第3回 セミナー 絵本をどう読みどう選ぶか ‐発達心理学と情報工学からの定量的な分析を通して‐ 幼児言語発達研究会では「絵本をどう読みどう選ぶか ‐発達心理学と情報工学 からの定量的な分析を通して‐」というテーマでセミナーを開催致します。当日は,5名の登壇者に話題提供を頂き,徹底的に議論を深めます。皆さんのご参加,お待ちしております。 * 日時  2015年 5月 23日(土) 13:00 〜 18:00 * 場所  電気通信大学 西10号館 2F 大会議室 (東京都調布市調布ヶ丘1-5-1) 詳細はこちらから。[:]