第2回社会言語科学会シンポジウム 参加方法のご案内
社会言語科学会の第2回シンポジウムは2020年9月20日にオンライン開催いたしま
す.
ご参加いただくには事前申込が必要となりますので,以下の方法でお申し込みく
ださい.
日時:2020年9月20日(日)13:30-17:45
開催方法:オンライン開催(バーチャルOBIRIN講堂)
協賛:言語系学会連合
参加費用:無料
参加方法:
参加をご希望の方は,以下のページからお申し込みください.
お申し込みいただいた方には,シンポジウムの前日,9月19日(土)に参加方法
をメールでお送りします.
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSci36yXUcxoek0g_y1Z3XFPrYcsX5z3tpswtgmbqyprfWjiBQ/viewform
参加申込締切:2020年9月14日(月)23:59
テーマ: 「多声を聴く,他者と生きる—言語から人と経験世界の多様性を問い直
す—」
企画責任者:高田 明(京都大学)
趣旨説明:
20世紀初頭,ボアズやサピアが構想した言語学は,世紀を通じて人と経験世界の
多様な有り様に目を開いてきた.その基点にあった言語相対性の視点は,文化相
対主義の思想をもたらし,今日では人文社会系諸科学に通底する考え方にもなっ
た.しかし近年,そのような研究がもっていた意義が忘却されたかのように,見
渡せば,孤立主義や保護主義,ヘイトスピーチからいじめの問題に至るまで,排
除の図式は生活のあらゆる場に蔓延るような時代となっている.そうした現代社
会にあって,聴こえてくる多様な声,フィールドで見聞きし,出会った人や出来
事を,どのように引き受け,付き合ってゆくのか.そうした姿勢が,社会と言語
の学知を担う私たちに,今改めて問われているように思われる.本シンポジウム
では,人と言語が織りなす多様な世界を詳らかにしてきた研究者を招き,そうし
た事例から得られる知見が,他者と生きる今日の私たちの在り方にどのような示
唆をもたらしうるのかについて考えを深める.
話題提供者(登壇順):
榎本剛士(大阪大学)「記号の様態と(コン)テクスト化のポリティクス-日本
の中学校英語授業に見る,その不確定性-」
中野隆基(明星大学)「「多声的」な翻訳という営為-ボリビアの異文化間・文
化内・複言語教育 (EIIP) におけるベシロ語授業を事例に-」
武黒麻紀子(早稲田大学)「ユーモアにみられる文化の即興パフォーマンス-石
垣島のアンガマ問答を例に-」
高田 明(京都大学)「日本における言語社会化と「責任」の文化的形成-養育
者-子ども間相互行為における物語り実践の分析から-」
指定討論者:名和克郎(東京大学)
※シンポジウムの要旨は以下のページからご覧いただけます.
http://www.jass.ne.jp/?page_id=1103
問い合わせ先:
本件に関するお問い合わせは,以下のメールアドレスまでお送りください.
jass-sympo@jass.ne.jp(社会言語科学会 企画委員会 シンポジウム担当)
皆様のご参加をお待ちしております.