「他学会情報・研究会情報」カテゴリーアーカイブ

名古屋大学大学院人文学研究科公開講演会(12/5-6)

【第21回名古屋大学大学院人文学研究科言語学分野公開講演会】
日時:2021年12月5日(日)午前10時00分~12時00分(質疑を含む)
講師:柴谷方良先生(神戸大学名誉教授・ライス大学名誉教授)
題目:「動的機能類型論の試み」
要旨:「機能類型論」は、文法形式と機能との対応関係ならびにマーキングパターンについての一般性の導出を可能にするが、共時的な記述文法と同じく、マーキングパターンの解釈・理解、つまりその成立過程や動機については明らかにしてくれない。
 本講演では、まず奄美琉球語の体言化(nominalization)現象を例に、マーキングパターンの解釈・理解には通時的観点の導入が必要であるとの認識に立って、マーキングの多様性を産みだす史的展開は、「話し手のエコノミー」・「聞き手のエコノミー」という競合関係にある原理によって動機付けられているとする、ダイナミックな類型論の必要性を説く。
 次に、提唱された「動的機能類型論」の観点は、一言語内の史的発達ばかりでなく、空間軸に沿った通言語(crosslinguistic)データの取り扱いにおいても有効であることを、類別詞((numeral) classifier)ならびに文法性(grammatical gender)を取り上げて示す。その過程において、類別詞・文法性の現行の取り扱いの問題点・限界を見極めたうえで、これらは共に分類を伴う体言化現象に他ならないという主張を展開し、これらと従来の分類を行わない体言化を包括的に捉える体言化のタイポロジーを提示する。
場所:Zoom
参加登録:以下よりご登録ください。開催日前日までに参加方法をメールにてお知らせいたします。
お問い合わせ:堀江薫 <horie.kaoru AT c.mbox.nagoya-u.ac.jp>
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【第22回名古屋大学大学院人文学研究科言語学・英語学分野公開講演会】
日時:2021年12月6日(月)午後1時00分~2時30分(質疑を含む)
講師:川原繁人先生(慶應義塾大学)
題目:「コロナ禍で言語学と向き合う」
要旨:私は長い間「自分の専門である言語学は外部の人からは何をやっているのか理解されないし、社会的実利も産まない」と悩んでいました。しかし、コロナ禍によって言語学の新たな可能性が浮かび上がってきたのです。講演の前半部では、コロナ禍において言語学が直接的に世の中の役に立った実例についてお話をさせて頂き、後半部では、プリキュアやポケモンの名付け研究などコロナ禍で行ってきた楽しい研究の話をしたいと思います。
場所:Zoom
参加登録:以下よりご登録ください。開催日前日までに参加方法をメールにてお知らせいたします。
お問い合わせ:秋田喜美 <akita.kimi AT nagoya-u.ac.jp>
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後援:令和3年度名古屋大学大学院人文学研究科研究プロジェクト経費
「若手言語研究者育成のためのオンライン講義・チュートリアル実施プロジェクト」
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Automatic Generation of English Vocabulary Questions

12月14日(火)13:30-14:30に、Zoomを利用したオンライン講演会を開催いたします。講演者は、東京工業大学で修士号・博士号を取得され、現在は自然言語処理リサーチャー/エンジニアとして富士通研究所にご所属のYuni Susanti氏です。
使用言語は英語、参加費は無料です。参加される方は、下記リンク先のホームページに記載のフォームより、前日13日の17時までに事前申込をお願いいたします。

みなさまのご参加、お待ちしております。

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Title: Automatic Generation of English Vocabulary Questions
Speaker: Yuni Susanti, Ph.D.
Abstract: Conducting a language test is indispensable to evaluate the proficiency of language learners. However, manual construction of questions is time-consuming and requires a high level of skill from experts in test question writing. An automatic question generation system can be a breakthrough by assisting experts in making questions more efficiently. This talk will discuss the speaker’s novel approach on automatic generation of multiple-choice English vocabulary questions, modeling the questions after TOEFL vocabulary questions. This talk will discuss specifically 1) the method for creating multiple-choice questions automatically, 2) two kinds of evaluation for assessing the quality of the automatically generated questions: test taker-based evaluation and expert-based evaluation.
Time: Tuesday, December 14, 2021, 13:30–14:30 (JST)
Location: Online (Zoom)
Language: English

To register, follow the link of the form on this announcement:
https://celese.jp/news/public-lecture-by-yuni-susanti/
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[終了しました]第17回共創言語進化セミナー (Robin Dunbar氏)のお知らせ 8/31 17:30

新学術領域「共創言語進化」http://evolinguistics.net/ 主催の第17回共創言語進化セミナーのお知らせをさせていただきます。ご興味のある方、ぜひご参加下さい。

なお、第16回「語彙習得と記号接地:語彙システム構築のために必要な推論とその起源」(今井むつみ氏)は8/23 15時まで見逃し配信しています。(第16回の講演内容→ http://evolinguistics.net/event/?id=event1754 、視聴登録→ https://forms.gle/xokTGYS1Lsx1qKkW8 )

第17回共創言語進化セミナー
タイトル: Why Only Humans Have Language
講演者 : Robin Dunbar 氏 (Emeritus Professor, Department of Experimental Psychology, University of Oxford, UK)
言語  : 英語
日時  : 2021/8/31 (火) 17:30-19:00 JST / 2021/8/31 (Tue) 09:30 BST (少し延びる可能性あり)
申込サイト: https://forms.gle/TwGX8EPVrjbLVLPY9
(登録後すぐにZoom情報を記載したメールが届きます。お見落としがないようメールをご確認下さい。)

概要:
All animals communicate, but only humans have true language. This raises two important questions: why and when did language evolve in our lineage. I shall argue that language owes its origins to the way it is used in bonding large social communities, and hence its capacity to provide cues of community membership (which I refer to as the Seven Pillars of Friendship). Modelling its evolution suggests that it might have arisen quite quickly once it had got started. I approach the question of when language first appeared by using two sets of anatomical parameters to triangulate a date for its origins. I argue that, for language as we now have it, it cannot have been before the appearance of modern humans. Neanderthals and other archaic humans may have had language, but it would have been much less sophisticated.

参考文献:
– Dunbar, R. (2009). Why only humans have language. In: R. Botha & C. Knight (eds) The Prehistory of Language, pp. 12-35. Oxford University Press.
– Dàvid-Barrett, T. & Dunbar, R. (2016). Language as a coordination tool evolves slowly. Royal Society Open Science 3: 160259.
– Dunbar, R. (2017). Group size, vocal grooming and the origins of language. Psychonomic Bulletin Review 24: 209-212.

Robin Dunbar 氏について:
ブリストル大学でPh.D.を取得後、ケンブリッジ大学、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、リヴァプール大学等での研究を経て、2007年よりオックスフォード大学教授。ヒトを含む霊長類の社会的繋がりを支える行動・認知・神経内分泌学的メカニズムの理解を目指した霊長類学・進化心理学の研究に従事。言語の適応的機能は繋がりの構築・維持にあるという言語起源の仮説を提示した”Grooming, Gossip and the Evolution of Language”(1997)(邦訳『ことばの起源:猿の毛づくろい、人のゴシップ』(1998))は、言語進化研究の嚆矢となる書籍のひとつである。安定した社会関係を築く人数の限界である「ダンバー数」の提唱でも有名。イギリス学士院フェロー、2015年にトーマス・ハックスリー記念賞受賞。

共催:科学研究費補助金基盤研究(B)「再帰的結合と身体性を基盤としたアブダクションによる他者意図推定の研究」