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[終了しました]日本第二言語習得学会(J-SLA)初夏の研修会 (& Boping Yuan氏講演会) のご案内

「Boping Yuan氏講演会 & J-SLA初夏の研修会」

日時:6月18日 (土)  10:00 ~ 17:00

場所:中央大学多摩キャンパス   3号館高層棟 3351教室 & Zoomでのリアルタイム配信

参加費:J-SLA会員 — 無料   非会員 — 1,000円

[申込み・参加費に関して]

参加をご希望の方は、会員・非会員に関わらず6月10日までに以下のリンクからお申し込みください。

https://forms.gle/qzUJNresHUS7jyh39

J-SLA会員として参加するためには,6月10日までに2022年度の会費をお支払いください。

年会費の支払いに関しては,以下のリンクをご覧ください。

https://www.j-sla.org/inquiry

Boping Yuan氏講演会 [10:00 ~ 11:30]

“Categorization of cues in the input and their implications for L2 acquisition”

Abstract:

Cues in the target language input are crucial for triggering all

necessary feature reconfigurations in L2 grammars. However, cues

necessary for L2 feature reconfiguration may vary with regard to their

robustness and detectability in the input. The main question asked in

this talk is to what extent different types of cues in the input can

affect the success, failure, indeterminacy or delay in the acquisition

of certain linguistic features in L2. Attempts are made in the talk to

categorize cues in the input into different types on the basis of

their saliency and robustness, and they are labelled as macro-cues,

micro-cues, nano-cues. In addition, the case of no cue in the input is

discussed as well.

J-SLA 総会 [12:15 ~ 12:45]

J-SLA 初夏の研修会 [13:00 ~ 17:00]

John Matthews (Chuo University)

“Why L2 phonology is different: Sounds of language and sounds of speech in SLA”

Mariko Nakayama (Tohoku University)

“Phonology and bilingualism: Experimental psycholinguistics approach”

Mariko Kondo (Waseda University)

“Japanese accented English: Characteristics, misconceptions and how

big a problem is it really?”

Isao Ueda (Nagoya University of Foreign Studies)

“The last hurdle in English phonological acquisition: The placement of

nuclear stress”

お問い合わせ:

J-SLA 事務局 (中京大学 大滝 宏一otaki@lets.chukyo-u.ac.jp)

[終了しました][Free Online Event in English] Emotion Day – 外国語学習における情動についての国際研究集会のご案内

この度、ニトラの哲人コンスタンティヌス大学(スロバキア)より外国語学習における感情研究の専門家をリモートで招待しての発表会を予定しておりますため、ご案内いたします。主催者は外国語教育メディア学会(LET)関西支部 基礎理論研究部会です。

  • 日時:2022年 3月13日(日)3:30PM-6:30PM (日本時間)
  • 会場:オンライン開催(Zoom活用)
  • 参加費:無料
  • 言語:English
  • フライヤー及びイベント詳細情報: https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/2022/01/march-13-2022-international-meeting.html をご参照ください。

Presentation #1
The Influence of Psycho-social Training on Foreign Language Pronunciation Anxiety
by Prof. Zdena Kráľová & Prof. Anna Tirpáková (Constantine the Philosopher University in Nitra, Slovakia)

Presentation #2
Emotionally Competent Stimuli in Foreign Language Learning
by Dr. Jana Kamenická (Constantine the Philosopher University in Nitra, Slovakia)

  • 下記リンクより事前参加登録が必要です:
    https://forms.gle/6pWidTS5VbczrPZf9
  • フォームへのご回答は例会開催の前日の17:00までにお願いできますと幸いです。ご回答いただきました情報に基づいて、前日中にZoomミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきます。
多くの方のご参加を、お待ちしております!

[終了しました]2月28日 石井友子氏(明治学院大学)講演会のお知らせ

2月28日(月)13:30-14:30に、Zoomを利用したオンライン講演会を開催いたします。講演者は、明治学院大学准教授の石井友子氏です。
使用言語は英語、参加費は無料です。参加される方は、下記リンク先のホームページに記載のフォームより、前日27日の17時までに事前申込をお願いいたします。

みなさまのご参加、お待ちしております。

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Title: Part of speech knowledge of Japanese EFL learners
Speaker: Tomoko Ishii, Ph.D.
Abstract:  In counting the number of words that a learner knows, we firstly need to decide what to consider as ‘a word’. Three word counting units that are often discussed are word family, flemma, and lemma, each of which assumes certain type of vocabulary knowledge and skills. For instance, word family-based counting assumes that the learners are familiar with the rules of derivations. In flemma-based counting, the assumption is that when a word form is known in one part of speech, the occurrence of the same word in another part of speech would not pose any difficulty in comprehension. Such assumptions, however, have been questioned by some Japan-based vocabulary researchers in recent years. In this talk, those assumptions and how they might not be met when teaching Japanese learners of English will be discussed.
Time: Monday, February 28, 2022, 13:30–14:30 (JST)
Location: Online (Zoom)
Language: English

To register, follow the link of the form on this announcement:
https://celese.jp/news/public-lecture-by-tomoko-ishii/
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[終了しました]「第1言語としてのバイリンガリズム研究会(BiL1)」第24回研究会発表募集のお知らせ

第1言語としてのバイリンガリズム研究会(BiL1)では、5月21日(土)に第24回研究会(オンライン)を開催することになりました。つきましては、本研究会の設立趣旨に沿った研究発表を募集しますので、奮ってご応募ください。(https://sites.google.com/view/bilingualism-as-a-1st-languageをご参照ください)

詳細は以下の通りです:

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研究会日程:2022年5月21日(土)13:00~17:30 (予定)

[研究発表募集] 発表の形式は、(1)一般発表 または (2)院生発表 の2種類です。一般発表は30分と質疑応答10分とし、院生発表は20分と質疑応答15分とします。いずれもオンラインでの口頭発表になります。発表方式の詳細は、募集締切後採択した研究発表者に案内します。

本研究会の目指すことの一つに、この分野の若手研究者育成を掲げていますので、院生発表の場合は、質疑応答の時間を多めに取っています。 使用言語は日本語を基本とします。なお、英語での発表を希望される方は、事務局までご相談ください。 研究発表の応募の締め切りは2022年3月19日 (土)です。メールでのみ受け付けますので、subjectに必ず「BiL1発表申し込み(一般発表または院生発表)」と明記して下記情報をお送りください。4月中旬をめどに審査結果をメールでお知らせします。

 

[送付内容] (1) 発表形式:一般発表か院生発表 (2) 発表内容:個人研究か共同研究 (3) 発表タイトル: (4) 発表者(所属先): 共同研究の場合は代表者のみご記載ください (5) 連絡先e-mailアドレス: (6) 発表概要:500字以内で発表の意図や内容を具体的にお書きください。

発表に応募された方には、受付確認のメールをお送ります。数日中に受付確認メールが来ない場合は、事務局にお問い合わせください。

[送付先] BiL1事務局 BiL1kenkyukai[@]gmail.com([ ] を除いたものがアドレスです)

[終了しました]第5回 HiSoPra*研究会(歴史社会言語学・歴史語用論研究会)

第5回 HiSoPra*研究会(歴史社会言語学・歴史語用論研究会)

HiSoPra* : HIstorical SOciolinguistics and PRAgmatics

今回のHisoPra*研究会では、第5回の記念の企画として

「(歴史)語用論・(歴史)社会言語学研究の基盤としての

「話しことば」研究」というシンポジウムを開催します。(なお、従来行っていた個人の研究発表は今回は行いません。)

今回は、米国・カナダで話しことば研究の観点からの文法研究を牽引してきた大野剛氏(アルバータ大学、カナダ)と、認知言語学研究に社会言語学のバリエーション研究を反映させることの重要性を提唱されている渋谷良方氏(金沢大学)をお招きし、それぞれ「話しことば研究」「認知言語学における“social turn”」の観点から、ご自身の研究・知見をご紹介いただき、(言語学的)談話分析と歴史語用論を専門とされている小野寺典子氏に指定討論者をお願いし、歴史語用論、歴史社会言語学分野が今後これらの分野の研究成果をどのように反映していくかを考えていきたいと思います。多数の方のご参加をお待ちしております。

日時:2022年3月11日(金)13:30~16:30
開催方法:Zoomによるオンライン開催
参加費:不要

問い合わせ:horieling <AT> gmail.com

研究会にご参加くださる方は事前申し込みをお願いいたします。
下記ページGoogleフォームより必要事項を記載してください。
締め切りは3月7日(月)です。
https://forms.gle/epZpFob4SvY5cLc59
必要事項:メールアドレス,研究会出欠,お名前,ご所属,ご専門(領域)

シンポジウム:(歴史)語用論・(歴史)社会言語学研究の基盤としての「話しことば」研究

日時:2022年3月11日(金)

司会:堀江薫(名古屋大学)

13:30-13:35 趣旨説明(堀江薫・企画者、名古屋大学j)
13:35-14:35 発表1: 大野剛(アルバータ大学、カナダ)

 「日常会話から日本語を眺めてみよう」

14:35-14:45 質疑応答

14:45-15:25   発表2: 渋谷良方(金沢大学)

「認知言語学と歴史社会言語学と歴史語用論の接点 — 認知言語学の

  社会的転回が通時的言語研究にもたらすもの」   

15:25-15:35 質疑応答

15:35-15:45 休憩

15:45-16:05 指定討論(小野寺典子・共同企画者、青山学院大学)

16:05-16:30 全体討論

16:40-18:00 懇親会(Zoom)

[シンポジウム概要]

歴史語用論・歴史社会言語学にとって、「話しことば」データの収集は大きな挑戦課題です。近年でこそ話しことばのコーパスの整備が進展し、話しことばの音声データ、さらには会話場面の画像データも利用できるようになってきています(例:Spoken English Corpus, 日本語話しことばコーパス(CSJ)、日本語日常会話コーパス(CEJC))が、音声・画像データが整備されていない過去の時代においては筆写された口語資料(例:口語資料、議事録)やSPレコードなど様々なデータを駆使する必要があります(松田2008, 柳田2012, 金澤・矢島2014, 相澤・金澤2016)。

「話しことば」の重要性は、構造主義言語学以来の言語学研究、日本語学における三尾砂(三尾1942)の文法研究などにおいてつとに認識されてきました。Chafeらの先駆的研究以来、「話しことば」が「書きことば」と様々な点において異なる体系であることが広く理解されるようになりました(Chafe and Tannen 1987)が、「話しことば」を研究する際にも「書きことば」をモデルとしてしまう根強い「書きことば」バイアス(“written language bias”)(Linell 2005)の存在も指摘されてきました。一方で、話しことばと書きことばの境界は決して不連続ではなく(Biber 1988)、現代ではインターネットの発達とともに「打ち言葉」のような話しことば性を顕著に有する書きことばも現れてきています(石黒・橋本2019, 今野2021)。

自然発生の「話しことば」を理論的にも方法論的にも言語研究の中核に据える研究分野には談話・機能主義言語学(Discourse-Functional Linguistics)(Givón 1979, 2005, 堀江2004)、相互行為言語学(Interactional Linguistics)(Ochs, Schegloff, and Thompson 1996, Couper-Kuhlen and Selting 2018)、(言語学的)談話分析(Schiffrin 1987, 1994, Maynard 1993, Onodera 2004他多数)、相互行為の社会言語学(Gumperz1982, Tannen 1989他)など があります。話しことば研究の中で、「文法」が話しことばからどのように創発されるかを探求するEmergent Grammar (創発的文法)(Hopper 1987)、Discourse and Grammar(談話と文法)(DuBois 2002)、Grammar in Interaction(相互行為における文法) (Thompson 2002)、Multiple-Grammar(多重文法)(岩崎2020)など様々なアプローチが提案されてきました。これらの研究分野は社会学の下位分野である会話分析(Conversational Analysis)とも様々な度合いの近縁性があります。

「話しことば」研究は、動的な文脈(コンテクスト)における自然な言語使用データを重視します。そのようなデータには、言いよどみ、言い誤り、発話の重複などが含まれ、かつて「言語能力(linguistic competence)」と「言語運用(linguistic performance)」の区別を提唱し、言語学研究の対象を前者に限定した生成言語学とは対照的に、母語話者間の社会的属性(年齢、性別、出身地域、階層等)によるバリエーションが反映されています。

歴史語用論、歴史社会言語学は歴史的な資料を扱うという制約の中で、近年の「話しことば」研究の成果、また「母語話者」のバリエーションに関する社会言語学研究の動向をどの程度取り込んでいくことができるのでしょうか?今回は、Discourse and Grammarというアプローチの中で、米国・カナダで話しことば研究の観点からの文法研究を牽引してきた大野剛氏(アルバータ大学、カナダ)と、認知言語学研究に社会言語学のバリエーション研究を反映させることの重要性を提唱されている渋谷良方氏(金沢大学)をお招きし、それぞれ「話しことば研究」「認知言語学における“social turn”」の観点から、ご自身の研究・知見をご紹介いただき、(言語学的)談話分析と歴史語用論を専門とされている小野寺典子氏に指定討論者をお願いし、歴史語用論、歴史社会言語学分野が今後これらの分野の研究成果をどのように反映していくかを考えていきたいと思います。多数の方のご参加をお待ちしております。

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要旨(講演1)

「日常会話から日本語を眺めてみよう」(大野剛, アルバータ大学)

 

この講演では言語のもっとも基本的な姿であろう「自然に使われている話しことば」の構造・使用を精査し言語を探ろうとする、当たり前とも思えるが言語学の主流であるとは言い難いアプローチについて述べたい。このアプローチは1990年代ごろアメリカ西海岸を中心に盛んになり、この流れは現在日本を含めたアジア、特に西ヨーロッパにおいて大きく広がっている。まず最初に、そのベーシックな考え方について述べ、誤解されがちな点にも言及する。そして実際の言語使用を基盤に日本語を眺めることで分かってくるいくつかの事例を挙げたい。変化・バリエーションを前提とする話しことば研究の立場から歴史語用論・歴史社会言語学との関連性も考えてみたい。

 

要旨(講演2)

「認知言語学と歴史社会言語学と歴史語用論の接点 — 認知言語学の社会的転回が通時的言語研究にもたらすもの」                  (渋谷良方, 金沢大学)

 

従来の認知言語学では、心や脳の観点からの研究、すなわち話者の頭の中で起こることを説明するための研究が多くなされていた (cf. Cognitive Commitment; Lakoff 1990: 40) 。しかし、言語には話者同士の相互作用という社会的な側面もあり、社会言語学や語用論の視点からのアプローチも必要である (Croft 2009) 。このような認識に基づき、現在の認知言語学では、社会的転回 (social turn; Harder 2010: 3) への関心が高まっている(渋谷 2021) 。認知言語学の社会的転回は様々な効果をもたらす (e.g. 話者の言語知識に関するより現実的な考察; Shibuya 2021) 。本発表では、認知言語学の社会的転回が通時的言語研究にどのような知見を提供するのかについて、歴史社会言語学と歴史語用論との接点に着目して述べる。

 

  参考文献

相澤正夫・金澤裕之(編)(2016)『SP盤演説レコードがひらく日本語研究』ひつじ書房

Biber, Douglas. 1988. Variation across Speech and Writing. Cambridge: Cambridge University Press.

Chafe, Wallace, and Deborah Tannen. 1987. The Relation between Written and Spoken Language. Annual Review of Anthropology, Vol. 16, 383-407.

Couper-Kuhlen, Elizabeth and Margret Selting. 2018. Interactional Linguistics: Studying language in Social Interaction. Cambridge:Cambridge University Press.

Croft, William. 2009. Toward a Social Cognitive Linguistics. In: Vyvyan Evans and Stéphanie Pourcel (eds.), New Directions in Cognitive Linguistics. Amsterdam: John Benjamins, 395-420.

Du Bois, John. 2002. Discourse and Grammar. In: Tomasello (2002).

Givón , Talmy. 1979. On Understanding Grammar. New York: Academic Press.

Givón, Talmy. 2005. Context as Other Minds. The Pragmatics of Sociality, Cognition, and Communication. Amsterdam: John Benjamins.

Gumperz, John J. 1982. Discourse Strategies. Cambridge: Cambridge University Press.

Harder, Peter. 2010. Meaning in Mind and Society: A Functional Contribution to the Social Turn in Cognitive Linguistics. Berlin: Mouton de Gruyter.

Hopper, Paul J. 1997. Emergent Grammar. In: Tomasello, Michael. (ed.) 1998. The New Psychology of Language. Mahwah, New Jersey: Lawrence Erlbaum Associates, 155-175.

堀江薫(2004) 「談話と認知」中村芳久(編)『認知文法論II』大修館書店, 247-278.

石黒圭・橋本行洋(編)(2019)『話し言葉と書き言葉の接点』ひつじ書房

岩崎勝一(2020)「言語知識はどのような形をしているか-個人文法の多重性と統合性-」中山俊秀・大谷直輝編『認知言語学と談話機能言語学の有機的接点:用法基盤モデルに基づく新展開』ひつじ書房

金澤裕之・矢島正浩(編)(2014)『SP盤落語レコードがひらく近代日本語研究』ひつじ書房

今野真二(2021)『うつりゆく日本語をよむ-ことばが壊れる前に-』岩波書店

Lakoff, George. 1990. The invariance hypothesis: Is abstract reason based on image-schemas? Cognitive Linguistics 1: 39-74.

Linell, Per. (2015) The Written Language Bias in Linguistics. Its Nature, Origins, and Transformations. New York: Routledge.

松田謙次郎(編)(2008)『国会議事録を使った日本語研究』ひつじ書房

Maynard, Senko K. 1993. Discourse Modality: Subjectivity, Emotion and Voice in the Japanese Language. Amsterdam: Benjamins.

三尾砂(1942)『話言葉の文法 言葉遣篇』くろしお出版

Ochs, Elinor, Emanuel A. Schegloff, and Sandra A. Thompson (eds.) 1996. Interaction and Grammar.Cambridge: Cambridge University Press.

Onodera, Noriko O. 2004. Japanese Discourse Markers: Synchronic and Diachronic Discourse Analysis. Amsterdam: Benjamins.

Schiffrin, Deborah. 1987. Discourse Markers. Cambridge: Cambridge University Press.

Schiffrin, Deborah. 1994. Approaches to Discourse. Oxford: Blackwell.

渋谷良方(2021)「認知言語学の社会的転回−言語変異と言語変化の問題を中心に」児玉一宏・小山哲春 (編)『認知言語学の最前線−山梨正明教授古希記念論文集』ひつじ書房, 335-360.

Shibuya, Yoshikata. 2021. Rethinking native English speakers’ linguistic knowledge in a social context: Implications for construction grammar research. Paper presented at the JCLA (Japanese Cognitive Linguistics Association) 22 (Workshop: ‘Reconsidering the structure, function, and role of construct-i-con: Toward an empirical study of construction grammar’), September 2021.

Tannen, Deborah. 1989. Talking Voices: Repetition, Dialogue, and Imagery in Conversational Discourse. Cambridge University Press.

Tomasello, Michael. (ed.) 2003. The New Psychology of Language. Vol. 2. Mahwah, New Jersey: Lawrence Erlbaum Associates.

柳田征司(2012)『日本語の歴史3 中世口語資料を読む』武蔵野書院

[終了しました][CFP] Joint Conference on Language Evolution (Kanazawa, Japan & Online, September 5th-8th, 2022)

新学術領域「共創言語進化」http://evolinguistics.net/ が共催する国際会議 Joint Conference on Language Evolutionを、2022/9/5-8、金沢にて開催する予定です。
https://sites.google.com/view/joint-conf-language-evolution/home

言語進化の主要な国際会議はEvolangとProtolangという2つがあるのですが、それと合わせた合同会議です。

論文の締切まで1ヶ月を切っていますが、ぜひ関連する話題がありましたら、積極的な投稿をお考えください。

ワークショップ提案締切 1/19
論文サブミット締切 2/1

よろしくお願いいたします。

[終了しました]名古屋大学大学院人文学研究科公開講演会(12/5-6)

【第21回名古屋大学大学院人文学研究科言語学分野公開講演会】
日時:2021年12月5日(日)午前10時00分~12時00分(質疑を含む)
講師:柴谷方良先生(神戸大学名誉教授・ライス大学名誉教授)
題目:「動的機能類型論の試み」
要旨:「機能類型論」は、文法形式と機能との対応関係ならびにマーキングパターンについての一般性の導出を可能にするが、共時的な記述文法と同じく、マーキングパターンの解釈・理解、つまりその成立過程や動機については明らかにしてくれない。
 本講演では、まず奄美琉球語の体言化(nominalization)現象を例に、マーキングパターンの解釈・理解には通時的観点の導入が必要であるとの認識に立って、マーキングの多様性を産みだす史的展開は、「話し手のエコノミー」・「聞き手のエコノミー」という競合関係にある原理によって動機付けられているとする、ダイナミックな類型論の必要性を説く。
 次に、提唱された「動的機能類型論」の観点は、一言語内の史的発達ばかりでなく、空間軸に沿った通言語(crosslinguistic)データの取り扱いにおいても有効であることを、類別詞((numeral) classifier)ならびに文法性(grammatical gender)を取り上げて示す。その過程において、類別詞・文法性の現行の取り扱いの問題点・限界を見極めたうえで、これらは共に分類を伴う体言化現象に他ならないという主張を展開し、これらと従来の分類を行わない体言化を包括的に捉える体言化のタイポロジーを提示する。
場所:Zoom
参加登録:以下よりご登録ください。開催日前日までに参加方法をメールにてお知らせいたします。
お問い合わせ:堀江薫 <horie.kaoru AT c.mbox.nagoya-u.ac.jp>
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【第22回名古屋大学大学院人文学研究科言語学・英語学分野公開講演会】
日時:2021年12月6日(月)午後1時00分~2時30分(質疑を含む)
講師:川原繁人先生(慶應義塾大学)
題目:「コロナ禍で言語学と向き合う」
要旨:私は長い間「自分の専門である言語学は外部の人からは何をやっているのか理解されないし、社会的実利も産まない」と悩んでいました。しかし、コロナ禍によって言語学の新たな可能性が浮かび上がってきたのです。講演の前半部では、コロナ禍において言語学が直接的に世の中の役に立った実例についてお話をさせて頂き、後半部では、プリキュアやポケモンの名付け研究などコロナ禍で行ってきた楽しい研究の話をしたいと思います。
場所:Zoom
参加登録:以下よりご登録ください。開催日前日までに参加方法をメールにてお知らせいたします。
お問い合わせ:秋田喜美 <akita.kimi AT nagoya-u.ac.jp>
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後援:令和3年度名古屋大学大学院人文学研究科研究プロジェクト経費
「若手言語研究者育成のためのオンライン講義・チュートリアル実施プロジェクト」
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[終了しました]Automatic Generation of English Vocabulary Questions

12月14日(火)13:30-14:30に、Zoomを利用したオンライン講演会を開催いたします。講演者は、東京工業大学で修士号・博士号を取得され、現在は自然言語処理リサーチャー/エンジニアとして富士通研究所にご所属のYuni Susanti氏です。
使用言語は英語、参加費は無料です。参加される方は、下記リンク先のホームページに記載のフォームより、前日13日の17時までに事前申込をお願いいたします。

みなさまのご参加、お待ちしております。

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Title: Automatic Generation of English Vocabulary Questions
Speaker: Yuni Susanti, Ph.D.
Abstract: Conducting a language test is indispensable to evaluate the proficiency of language learners. However, manual construction of questions is time-consuming and requires a high level of skill from experts in test question writing. An automatic question generation system can be a breakthrough by assisting experts in making questions more efficiently. This talk will discuss the speaker’s novel approach on automatic generation of multiple-choice English vocabulary questions, modeling the questions after TOEFL vocabulary questions. This talk will discuss specifically 1) the method for creating multiple-choice questions automatically, 2) two kinds of evaluation for assessing the quality of the automatically generated questions: test taker-based evaluation and expert-based evaluation.
Time: Tuesday, December 14, 2021, 13:30–14:30 (JST)
Location: Online (Zoom)
Language: English

To register, follow the link of the form on this announcement:
https://celese.jp/news/public-lecture-by-yuni-susanti/
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[終了しました]公開講座『言語教育研究の実際』のご案内

オンラインで以下の公開講座を開きますので、ご案内させていただきます。
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https://cms.hum.nagoya-u.ac.jp/ele/2021/09/24.html
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連続公開講座「データサイエンス時代の言語教育」
第2回『言語教育研究の実際』

◆主催:名古屋大学大学院人文学研究科 英語教育学分野

「データの世紀といわれる21世紀、言語教育研究はどのような方向に進むのでしょうか。私たちは英語教育や第二言語習得に関する専門的な知識、コンピュータを使った実験ツールや教材開発のプログラミング、そしてデータの統計的分析やモデリングなど新しい時代に必要な技能と知識をそなえた人材の育成が使命と考えています。言語教育研究の現在を見据え、その未来を探るためにこの連続公開講座を企画しました。」

◆教員、学生、一般の方どなたでも参加できます。
◆無料

■日時:2021年11月6日(土)  9:55 – 13:00
(オンライン懇親会 13:00 – 14:00)

■会場:オンライン開催(参加登録者にアドレス通知)

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プログラム
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●9:55-10:00 あいさつ

●10:00 – 10:55 第一部
第二言語習得研究の始め方 ― 大学院入学から国際誌掲載までの3年間を振り返って ―
寺井雅人(名古屋大学大学院)
「修士論文執筆、そしてそれがStudies in Second Language Acquisitionに掲載されるまでの経緯をお話します。掲載論文の内容だけでなく、掲載までの過程でど のような課題が存在し、それをどのように克服したのかを大学院生の目線から紹 介させていただきます。」

●11:00 – 13:00 第二部
一般化線形混合モデルの実践 ― 気をつけたい三つのポイント ―
田村祐(関西大学)
「本講演は,2014年12月にNagoya.Rというイベントで発表した内容 (https://www.slideshare.net/yutamura1/ss-42303827) の改訂版という位置づけです。一般化線形混合モデルによる分析は普及がかなり進んだ一方で,まだまだそれを理解して使用するハードルは下がったとは言えません。そこで,今回は(1) 分析の方法,(2) 分析結果の報告,(3) 再現性の確保,という3つのポイントに焦点を絞り,実際に研究でこの分析手法を使う際に気をつけるべきことをお話します。」

●13:00 – 14:00ころまでご自由に
オンライン懇親会
Spatial chat にて開催

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★参加申し込み
参加人数把握のため下記アドレスまたはQRコードから予約をお願いします。懇親会出欠もこちらでお願いします。予約と同時に受付メールが送られます。
以下のフォームにご記入いただきますと、参加情報(Webinar アドレス、懇親会アドレス)を記載したメールが自動返送されます。

参加受付:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfJG-r8k_gCdmXg_95_SuwrzjC9oKEpwDUjx6NUQYLidmgpNQ/viewform

[終了しました]第1言語としてのバイリンガリズム研究会 (BiL1)–第23回研究会

第1言語としてのバイリンガリズム研究会 (BiL1)–第23回研究会

「バイリンガルの子どものバイリテラシー」

日時: 2021 年10月24日(日)(12:50~16:30)
場所: オンライン(Zoomにて)
https://sites.google.com/view/bilingualism-as-a-1st-language/

<プログラム>

司会    久津木 文(神戸松蔭女子学院大学)

開会挨拶 12:50~13:00 森(三品)聡美 (立教大学)

基調講演 I 13:00~14:00
「複数言語環境にある子どものバイリテラシー」 谷口ジョイ(静岡理工科大学)

休憩   14:00~14:05

基調講演 II 14:05~15:05
「応用言語学分野におけるバイリテラシー研究の方向性」   田浦秀幸 (立命館大学)

休憩 15:05~15:15

院生発表I 15:15~15:50
「家庭内母語教育が日本在住の外国籍の子どもの母語維持に与える影響
―外国籍保護者の言語イデオロギーに注目して―」 笹岡優里 (立教大学)

グループディスカッション   15:50~16:20

閉会挨拶  16:20~16:30 井狩幸男 (大阪市立大学名誉教授)

参加費: 無料(定員100名先着順)
参加申込:こちらのリンクで10月17日(日)までにお申し込みください。
(登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます):
https://rikkyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZMlfu-prjksHdCQPHWILmoc0MpWnoDUuRPm
当日は、基調講演と発表につきまして手話通訳が付きます。