「過去のニュース」カテゴリーアーカイブ

[終了しました]第7回共創言語進化セミナー(中井智也氏)見逃し配信 (1/18まで)

新学術領域「共創言語進化」http://evolinguistics.net/ 主催の第7回共創言語進化セミナー見逃し配信のお知らせをさせていただきます。ご興味のある方、ぜひご視聴下さい。

第7回共創言語進化セミナー 見逃し配信
タイトル: 複合的言語情報に関する脳内表現の定量的モデル化
(Quantitative modeling of brain representations of multiple linguistic information)
講演者: 中井智也(情報通信研究機構・脳情報通信融合研究センター 研究員)
言語: 日本語
日時: 2020/12/25(金)12:00-2021/1/18(月)15:00
申し込みサイト: https://forms.gle/3nKwtd3HKk2Q1e917
(12/29-1/3の登録については1/4に視聴URLをお知らせいたします)
概要:
従来、ヒト脳において下前頭回や上側頭回などの部位は音韻・意味・統語といった特定の言語機能に関連するとされてきたが、近年そのような機能局在性に対し疑念が生じている。脳機能イメージング研究で広く用いられてきた認知的差分法は、統制された条件下で少数の変数による脳活動の差を調べるものであるが、同じ脳部位の活動に複数の言語機能が反映されている場合、それらの寄与を定量的に比較することが困難である。それに対し近年使われるようになった符号化モデルは、自然刺激下実験において複数の特徴量を同時にモデルに組み込むことができるため、各脳部位における異なる言語機能の寄与を包括的に調べることが可能である。また符号化モデルは単語埋め込みベクトルなど数百次元の言語特徴量と脳活動の関連を調べることができるため、自然言語処理のモデルを脳神経科学に応用する点でも有効である。本講演では我々がこれまで行ってきた符号化モデルによる研究を紹介すると共に、階層構造の神経基盤を調べる定量的手法として本手法の可能性を検討する。

参考文献:
– Nakai T, Nishimoto S. Quantitative models reveal the organization of diverse cognitive functions in the brain. Nature communications, 11(1), 1142-1142, 2020.
– Koide-Majima N, Nakai T, Nishimoto S. Distinct dimensions of emotion in the human brain and their representation on the cortical surface. NeuroImage, 222, 117258, 2020.
– Nakai T, Yamaguchi HQ, Nishimoto S. Convergence of modality invariance and attention selectivity in the cortical semantic circuit. bioRxiv, 160960, 2020.
– Nakai T, Okanoya K. Neural Evidence of Cross-domain Structural Interaction between Language and Arithmetic. Scientific reports, 8(1), 12873, 2018.

中井智也氏について:
2017年東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。新学術領域「共創言語進化」A01(言語理論班)公募班代表。専門は数学能力を中心とする高次認知機能の脳神経科学。

共催:科学研究費補助金基盤研究(B)「再帰的結合と身体性を基盤としたアブダクションによる他者意図推定の研究」

[終了しました]第7回共創言語進化セミナー(中井智也氏)のお知らせ 12/23 17:30 Zoom

新学術領域「共創言語進化」http://evolinguistics.net/ 主催の第7回共創言語進化セミナーのお知らせをさせていただきます。ご興味のある方、ぜひご参加下さい。

なお、第5回「A compositional view of the origins of the modern human language faculty」(Prof. Cedric Boeckx)は12/21まで、
第6回「認知科学的言語学習モデリングと動物音声分析のための教師なし機械学習」(森田尭氏)は12/14まで配信しています。
(第5回の講演内容→ http://evolinguistics.net/event/?id=event1078 、視聴申し込み→ https://forms.gle/9V1sza4kdmvfCEdK7
第6回の講演内容→ http://evolinguistics.net/event/?id=event1207 、視聴申し込み→ https://forms.gle/Wz51Kpn1cLCEDxMK6 )

第7回共創言語進化セミナー
タイトル: 複合的言語情報に関する脳内表現の定量的モデル化
(Quantitative modeling of brain representations of multiple linguistic information)
講演者: 中井智也(情報通信研究機構・脳情報通信融合研究センター 研究員)
言語: 日本語
日時: 2020/12/23 (水) 17:30-19:00 JST (少し延びる可能性あり)
申し込みサイト: https://forms.gle/a9fUKbwHjDDeLqGU7
概要:
従来、ヒト脳において下前頭回や上側頭回などの部位は音韻・意味・統語といった特定の言語機能に関連するとされてきたが、近年そのような機能局在性に対し疑念が生じている。脳機能イメージング研究で広く用いられてきた認知的差分法は、統制された条件下で少数の変数による脳活動の差を調べるものであるが、同じ脳部位の活動に複数の言語機能が反映されている場合、それらの寄与を定量的に比較することが困難である。それに対し近年使われるようになった符号化モデルは、自然刺激下実験において複数の特徴量を同時にモデルに組み込むことができるため、各脳部位における異なる言語機能の寄与を包括的に調べることが可能である。また符号化モデルは単語埋め込みベクトルなど数百次元の言語特徴量と脳活動の関連を調べることができるため、自然言語処理のモデルを脳神経科学に応用する点でも有効である。本講演では我々がこれまで行ってきた符号化モデルによる研究を紹介すると共に、階層構造の神経基盤を調べる定量的手法として本手法の可能性を検討する。

参考文献:
– Nakai T, Nishimoto S. Quantitative models reveal the organization of diverse cognitive functions in the brain. Nature communications, 11(1), 1142-1142, 2020.
– Koide-Majima N, Nakai T, Nishimoto S. Distinct dimensions of emotion in the human brain and their representation on the cortical surface. NeuroImage, 222, 117258, 2020.
– Nakai T, Yamaguchi HQ, Nishimoto S. Convergence of modality invariance and attention selectivity in the cortical semantic circuit. bioRxiv, 160960, 2020.
– Nakai T, Okanoya K. Neural Evidence of Cross-domain Structural Interaction between Language and Arithmetic. Scientific reports, 8(1), 12873, 2018.

中井智也氏について:
2017年東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。新学術領域「共創言語進化」A01(言語理論班)公募班代表。専門は数学能力を中心とする高次認知機能の脳神経科学。

共催:科学研究費補助金基盤研究(B)「再帰的結合と身体性を基盤としたアブダクションによる他者意図推定の研究」

[終了しました]第5回共創言語進化セミナー(Prof. Cedric Boeckx)見逃し配信のお知らせ(12/21 15時まで)

講演内容の関係で前後しましたが、新学術領域「共創言語進化」http://evolinguistics.net/ 主催の
第5回共創言語進化セミナー見逃し配信のお知らせをさせていただきます。ご興味のある方、ぜひご視聴下さい。

なお、第6回セミナー「認知科学的言語学習モデリングと動物音声分析のための教師なし機械学習」(森田尭氏)は12/14まで並行して配信しております。
(第6回の講演内容→ http://evolinguistics.net/event/?id=event1207 、視聴申し込み→ https://forms.gle/Wz51Kpn1cLCEDxMK6 )

第5回共創言語進化セミナー 見逃し配信
タイトル: A compositional view of the origins of the modern human language faculty
講演者: Prof. Cedric Boeckx (Research Professor, Catalan Institute for Advanced Studies (ICREA), the Universitat de Barcelona Institute of Complex Systems (UBICS))
言語: 英語
配信期間: 2020/12/3 (木) 11:00 ~ 12/21(月)15:00 JST
登録フォーム: https://forms.gle/9V1sza4kdmvfCEdK7

概要:
In this talk I want to explore new ways of probing further the mosaic nature of the language faculty through the prism of its evolutionary trajectory. It is now clear that a simplistic evolutionary scenario of the sort still entertained by some linguists (e.g. Berwick and Chomsky’s 2016 “Why Only Us” account) is untenable, detached as it is from robust empirical considerations generated in allied disciplines (archaeology, paleogenetics, etc.). The piecemeal assembly of the language faculty over evolutionary time will be examined here, focusing not only on the subcomponents of language but also on the temporal order of their emergence. A bit like semanticists do when talking about compositionality, we’ll be asking about the component parts of the language faculty and how they were put together.
I’ll take inspiration from Limor Raviv’s recent work, and I’ll explore this question using agent-based modeling, but also through bioinformatic methods allowing us to date the origins of certain genetic variants.

参考文献:
– Kuhlwilm, M., & Boeckx, C. (2019). A catalog of single nucleotide changes distinguishing modern humans from archaic hominins. Scientific Reports, 9(1).
– Martins, P. T., & Boeckx, C. (2019). Language evolution and complexity considerations: the no half-merge fallacy. Plos biology, 17(11), e3000389.
– Raviv, L., Meyer, A., & S. Lev-Ari. (2019). Larger communities create more systematic languages. Proceedings of the Royal Society B, 286(1907):20191262.

Prof. Cedric Boeckxについて:
ハーバード大学言語学科准教授を経て、現在、スペインのCatalan Institution for Research and Advanced Studies (ICREA)の研究教授、バルセロナ大学の複雑系研究所(UBIC)および一般言語学部門のメンバー。研究グループ”Cognitive Biology of Language”のPI、新学術領域「共創言語進化」国際アドバイザーを務める。
人間の言語機能の神経生物学的基盤に新しい光をあてる、言語学、神経科学、進化生物学、遺伝学といった分野を統合する理論的・実験的研究を進めている。
著書として、”Linguistic Minimalism” (2006), “Bare Syntax” (2008), “Language in Cognition” (2009)(邦訳『言語から認知を探る―ホモ・コンビナンスの心』、”Syntactic Islands”(2012)、”Elementary Syntactic Structures” (2015) 等多数。2020年、レオナルド・フェローシップを得る。

[終了しました]第6回共創言語進化セミナー(森田尭氏)のお知らせ 11/26 17:30 Zoom

新学術領域「共創言語進化」http://evolinguistics.net/ 主催の第6回共創言語進化セミナーのお知らせをさせていただきます。ご興味のある方、ぜひご参加下さい。

第6回共創言語進化セミナー
タイトル: 認知科学的言語学習モデリングと動物音声分析のための教師なし機械学習
(Unsupervised machine learning for cognitive modeling of language learning and analysis of animal vocalization)
講演者: 森田尭(京都大学 霊長類研究所 特定研究員 )
言語: 日本語
日時: 2020/11/26 (木) 17:30-18:30 JST (少し延びる可能性あり)
申し込みサイト: https://forms.gle/UnHZkvnJHP3LvvJS8
概要:
 近年、深層学習を中心とした技術発展により機械学習・人工知能の性能は格段に進歩した。言語関連の分野も例外ではなく、音声認識や機械翻訳を始めとする様々な技術が既に実用化されている。しかしながら、華々しい工業的成果を残す機械学習技術の、ヒトの言語学習に関する認知科学的モデリングや、ヒト以外の動物の音声分析に対する貢献は限定的である。これは現在主流の機械学習手法が、客観的観測値の他に推論対象となる情報の利用を前提とした教師あり学習の枠組みを採用しているためである。例えば、連続量で表現される音声情報を音声記号に離散変換する場合、代表的な機械学習では音声と音声記号表現の両方を学習機に与えるが、ヒトの(母語)音声学習において音声記号は直接観測できず、動物音声においてはそもそも目標となる離散表現(即ち動物自身が認識している離散表現)を事前に用意することができない。したがって、認知科学的な言語学習モデル構築及び動物音声の分析には、推論対象の直接観測を前提とせず、現実的に観測可能なデータのみを入力として用いる教師なし学習技術の開発が不可欠となる。
 本講演では、認知科学的言語学習モデリング及び動物音声分析のための教師なし学習技術とその応用を紹介する。前半では音声認識関連の技術に着目し、ヒトの音声言語学習のシミュレーション、及び動物の音声分類に関する研究を取り上げる。後半は配列・文法解析に着目し、直接観測できない階層構造を観測可能な時系列データから推定する手法や、当該技術を用いて動物音声における階層構造を検証した研究を紹介する。

参考文献:
– Takashi Morita & Hiroki Koda. 2020. Exploring TTS without T Using Biologically/Psychologically Motivated Neural Network Modules (ZeroSpeech 2020). Proceedings of Interspeech 2020. pp. 4856–4860. DOI: 10.21437/Interspeech.2020-3127.
– Takashi Morita & Hiroki Koda. 2019. Superregular grammars do not provide additional explanatory power but allow for a compact analysis of animal song. Royal Society Open Science. p. 190139. DOI: 10.1098/rsos.190139.

森田尭氏について:
2018年、Massachusetts Institute of TechnologyにてPh.D in Linguisticsを取得。2018年8月より現職。新学術領域「共創言語進化」B01 行動生物班メンバー。機械学習を用いた言語学・動物行動学のデータ分析に従事。

共催:科学研究費補助金基盤研究(B)「再帰的結合と身体性を基盤としたアブダクションによる他者意図推定の研究」

[終了しました]宮城教育大学では初等英語教育・英語学専任教員を公募します。

宮城教育大学では、下記の通り、英語教育講座の専任教員(初等英語教育・英語学)を公募します。

【仕事内容】
外国語活動・外国語教育法(初等)、外国語活動・外国語、小学校英語教育概論、英語学関連科目(英語音声学概論,英文法概論,英語学演習など)、英語(1年生対象)、異文化理解講読、教職実践演習、卒業研究演習、教育実習事前・事後指導など

【勤務地住所等】
宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉149番地

【募集人員】
1名

【着任時期】
令和3年4月1日以後のできるだけ早い日

【締切】
令和2年11月30日必着

【諸条件・資格】
(1)英語教育または英語学分野の修士の学位を有すること。又はそれと同等以上の業績を有すること
(2)次の各号のいずれかに該当し,かつ学校教育への知見や経験を兼ね備えている者
一 博士の学位(Ph.D及びEd.Dを含む)を取得後,概ね10年以内の者
二 博士課程を単位修得満期退学後,概ね10年以内の者
三 修士又は教職修士(専門職)の学位を取得後,概ね15年以内の者
四 学校教育法(昭和23年法律第26号)第1条に定める学校(以下「学校」という。)において,概ね10年以上の教職経験を有し,学習指導又は生徒指導について優れた実績を有する者
(参考:本学では,学校現場での教職経験がない方については採用後3年間で145日間,本学附属学校での「実地指導研修」受講を義務付けています。)
(3) 日本語を母語とする者,もしくは日本語による業務遂行に支障のない者
(4) 小学校,中学校(英語)または高等学校(英語)の教育職員免許状を保持していることが望ましい
(5)採用後に仙台市もしくはその近郊に居住できること
(6)教員の育成、教育大学の学生教育に理解と熱意があること
(7)地域貢献活動,全学的活動等に積極的に寄与できる者

【応募・選考・結果通知・連絡先】
[応募書類(書類送付先も含む)]
本学ホームページ内「英語教育講座教員の公募について」(http://www.miyakyo-u.ac.jp/news/other/post-911.html)から「テニュアトラック制度に関する要項に係る様式集(zip)」をダウンロードして作成ください。
(1)経歴書(別紙様式第3号,6ヶ月以内に撮影した写真を貼付すること,経歴書は本人自筆のこと)
(2)研究業績書「著書・学術論文」等(別紙様式第4の1号)
(3)教育上の実績(別紙様式第5号,A4用紙1頁程度)
(4)学校教育を中心とした教育への深い理解と関心(別紙様式第6号,A4用紙1頁程度)
(5)現在までの研究の概要および今後の研究計画(様式自由,A4用紙1頁程度)
(6)主要な著書・論文等(5点以内,コピー可,各々400字程度の和文要旨を添付すること)

〈応募書類提出先〉
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉 149 番地
国立大学法人宮城教育大学 経営企画課人事係 (電話: 022-214-3307)
※封筒には「英語教育講座教員応募書類在中」と朱書し、氏名及び住所(結果通知等の送付先)を明記の上、簡易書留にて郵送すること

[選考内容(選考方法、採否の決定)、結果通知方法]
(1)選考に際しては,必要に応じて面接(旅費は応募者の負担)及び別途資料の提出を求めることがあります。
(2)応募書類は原則として返却いたしません。
(3)宮城教育大学の概要はホームページ(http://www.miyakyo-u.ac.jp/) をご参照ください。
(4)宮城教育大学は「男女共同参画社会基本法」の趣旨に則り,男女共同参画を推進しています
(詳細は本学ホームページwww.miyakyo-u.ac.jp/about/disclosure/ct3.htmlをご覧ください)。
また男女共同参画社会基本法の精神に則り,選考を適正に行います。
(5) 本学ではテニュアトラック制で採用された方を対象としてのテニュアトラック期間における研究資金配分増その他の研究活動への支援や大学運営業務における配慮等を実施しております。

【連鎖期先】
国立大学法人宮城教育大学
教育学部 英語教育講座 教授 竹森徹士
電子メールアドレス: takemori@staff.miyakyo-u.ac.jp

[終了しました]第5回共創言語進化セミナー(Prof. Cedric Boeckx)のお知らせ 11/5 18:00 Zoom

新学術領域「共創言語進化」http://evolinguistics.net/ 主催の第5回共創言語進化セミナーのお知らせをさせていただきます。ご興味のある方、ぜひご参加下さい。

なお、第4回セミナー「なぜ人は言語と重複するジェスチャーをするのか」(小林春美氏)は11/2まで動画配信予定です。
(第4回の講演内容→ http://evolinguistics.net/event/?id=event1030 、視聴申し込み→ https://forms.gle/6awB4aio9opMdHpC6 )

そして、第3回セミナー「The symbol un-grounding process and the semiotic basis of grammar and syntax」(Prof. Terrence W. Deacon)は10/20(本日!) 17時まで視聴可能です。
(第3回の講演内容→ http://evolinguistics.net/event/?id=event990 、視聴申し込み→ https://forms.gle/oJFNcX3mBky4chuE6 )

第5回共創言語進化セミナー
タイトル: A compositional view of the origins of the modern human language faculty
講演者: Prof. Cedric Boeckx (Research Professor, Catalan Institute for Advanced Studies (ICREA), the Universitat de Barcelona Institute of Complex Systems (UBICS))
言語: 英語
日時: 2020/11/5 (木) 18:00-19:30 JST (10:00-11:30 CET) (少し延びる可能性あり)
申し込みサイト: https://forms.gle/p2gSwewUZHvfRSAf6
概要:
In this talk I want to explore new ways of probing further the mosaic nature of the language faculty through the prism of its evolutionary trajectory. It is now clear that a simplistic evolutionary scenario of the sort still entertained by some linguists (e.g. Berwick and Chomsky’s 2016 “Why Only Us” account) is untenable, detached as it is from robust empirical considerations generated in allied disciplines (archaeology, paleogenetics, etc.). The piecemeal assembly of the language faculty over evolutionary time will be examined here, focusing not only on the subcomponents of language but also on the temporal order of their emergence. A bit like semanticists do when talking about compositionality, we’ll be asking about the component parts of the language faculty and how they were put together.
I’ll take inspiration from Limor Raviv’s recent work, and I’ll explore this question using agent-based modeling, but also through bioinformatic methods allowing us to date the origins of certain genetic variants.

参考文献:
– Kuhlwilm, M., & Boeckx, C. (2019). A catalog of single nucleotide changes distinguishing modern humans from archaic hominins. Scientific Reports, 9(1).
– Martins, P. T., & Boeckx, C. (2019). Language evolution and complexity considerations: the no half-merge fallacy. Plos biology, 17(11), e3000389.
– Raviv, L., Meyer, A., & S. Lev-Ari. (2019). Larger communities create more systematic languages. Proceedings of the Royal Society B, 286(1907):20191262.

Prof. Cedric Boeckxについて:
ハーバード大学言語学科准教授を経て、現在、スペインのCatalan Institution for Research and Advanced Studies (ICREA)の研究教授、バルセロナ大学の複雑系研究所(UBIC)および一般言語学部門のメンバー。研究グループ”Cognitive Biology of Language”のPI、新学術領域「共創言語進化」国際アドバイザーを務める。
人間の言語機能の神経生物学的基盤に新しい光をあてる、言語学、神経科学、進化生物学、遺伝学といった分野を統合する理論的・実験的研究を進めている。
著書として、”Linguistic Minimalism” (2006), “Bare Syntax” (2008), “Language in Cognition” (2009)(邦訳『言語から認知を探る―ホモ・コンビナンスの心』、”Syntactic Islands”(2012)、”Elementary Syntactic Structures” (2015) 等多数。

[終了しました]第4回共創言語進化セミナー見逃し配信(10/31まで)

新学術領域「共創言語進化」http://evolinguistics.net/ 主催の共創言語進化セミナー、
第4回の小林春美氏のセミナービデオ見逃し配信のお知らせです。

なお、第3回セミナー「The symbol un-grounding process and the semiotic basis of grammar and syntax」(Prof. Terrence W. Deacon)も10/20まで閲覧可能です。
(第3回の講演内容→ http://evolinguistics.net/event/?id=event990 、視聴申し込み→ https://forms.gle/oJFNcX3mBky4chuE6 )

第4回共創言語進化セミナー見逃し配信
タイトル: 人はなぜ言語と重複するジェスチャーをするのか
(Why do people use language-redundant gestures?)
講演者: 小林春美 (東京電機大学大学院教授)
言語: 日本語
閲覧期間: 2020/10/16~31
申し込みサイト: https://forms.gle/YYe2qxCmcpafJs6N9
概要:
 ヒトは言語を使うようになる前でもジェスチャーなど非言語情報によりコミュニケーションをしていたと言われている。その後ヒトは言語を獲得したのちも、ジェスチャーを手放すことなく、両方を使うように進化した。これはなぜなのか。言語では表現しずらいことをジェスチャーが表現できるから、という補完の機能の説は納得しやすい。しかしこの説では、言語と一見完全に重複している状態でジェスチャーが産出される場合について説明できない。
 本講演では発話と同時に産出されるジェスチャー(co-speech gesture)に注目し、redundantなジェスチャーは、言語構造解釈の曖昧性を低減できるから、という新しい説を提案する。日本語の「黒いしっぽの大きな猫」という句は、複数の意味解釈が可能である。成人にこの句を言いながらジェスチャーをしてもらうと、ジェスチャーの産出は指定された異なる意味を持つ言語構造によく対応することを見出した。言語発達の観点からもジェスチャーが言語構造の曖昧性低減に役立つことが示唆されることから、言語と重複するジェスチャーが言語進化に果たす役割を考察する。

小林春美氏について:
米メリーランド大学大学院にてPh.D.(発達心理学)。東京電機大学理工学部教授。新学術領域「共創言語進化」認知発達班班代表。言語科学会会長。
言語発達を、非言語情報であるジェスチャーや視線方向との観点から研究している。

参考文献:
– Kashiwadate, K., Yasuda, T., Fujita, K., Kita, S., & Kobayashi, H. (2020). Syntactic Structure Influences Speech-Gesture Synchronization, Letters on Evolutionary Behavioral Science, 11(1), 10–14. DOI: https://doi.org/10.5178/lebs.2020.73
– Kashiwadate, K., Yasuda, T., & Kobayashi, H. (2019). Do people use gestures differently to disambiguate the meanings of Japanese compounds?. Cognitive Science Society Meeting pp. 527-531) (Student Travel Grants Award受賞)

共催:科学研究費補助金基盤研究(B)「再帰的結合と身体性を基盤としたアブダクションによる他者意図推定の研究」

[終了しました]第3回共創言語進化セミナー(Prof. Deacon)見逃し配信 (10/20まで)

新学術領域「共創言語進化」http://evolinguistics.net/ 主催の共創言語進化セミナー
Prof.Deaconによる第3回セミナーのビデオ見逃し配信のお知らせです。
(Deacon氏から提供された講演内容に関連する文献(ドラフト)をセミナー時の案内に追加しています)

なお、第4回は小林春美氏「なぜ人は言語と重複するジェスチャーをするのか 」は10/13(火)17:30からです。
(第4回の講演内容→ http://evolinguistics.net/event/?id=event1030 、
参加登録→ https://forms.gle/LGBcPcwx4uqPoqjL7 )

第3回共創言語進化セミナー見逃し配信
タイトル: The symbol un-grounding process and the semiotic basis of grammar and syntax
講演者: Prof. Terrence Deacon (University of California, Berkeley)
言語: 英語
閲覧期間: 2020/10/5~20
申し込みサイト: https://forms.gle/oJFNcX3mBky4chuE6
概要:
It is widely assumed by linguists and psychologists that words are abstract sign vehicles arbitrarily mapped to corresponding mental concepts and categories of objects. This assumption leads to two troubling implications: 1) difficulty explaining how symbolic reference is established (the so-called “symbol grounding problem”) and 2) difficulty explaining the source of the systematic regularities of grammar and syntax (i.e. whether nature or nurture – innate mental algorithms or serendipitously widespread social conventions). These explanatory dilemmas derive from a reductive oversimplification of the symbol concept that ignores the fact that symbolic reference is hierarchically dependent on non-symbolic forms of reference (e.g. systematic relationships among iconic and indexical forms of reference).
I suggest instead that we need to invert this logic and consider a bottom-up analysis of the construction of symbolic reference. This can be termed the “symbol un-grounding process.” Iconic and indexical signs are intrinsically grounded in the sense that the sign vehicles themselves embody features (similar form and physical correlational features, respectively) that link them to what they refer. But symbolic forms, like words and morphemes which specifically lack intrinsic features to ground their reference, instead must depend on relations between sign vehicles to provide referential grounding. This means that what we describe as grammar and syntax are the expression of necessary iconic and indexical semiotic constraints that symbolic reference depends on for its referential grounding. In this sense many of the most nearly universal features of grammar and syntax derive neither from nature nor from nurture, but are expressions of semiotic universals. Failure to respect these constraints results in ambiguity of referential grounding.
This also undermines the so-called “poverty of the stimulus” argument, because it means that young children acquiring their first language actually receive extensive feedback about their use of grammar and syntax—in the form of failure to communicate or interpret reference. In addition, infants acquire considerable experience respecting the constraints of iconic and indexical communication prior to and during the early stages of language acquisition via their communicative interactions with caretakers and supported by their innate tendencies to point and track the attention of others.

Terrence Deacon教授について:
カルフォルニア大学バークレー校人類学部およびHelen Wills神経科学研究所教授。新学術領域「共創言語進化」国際アドバイザリーボードのメンバーを務める。。
Deacon氏は、ヒトの進化生物学と神経科学を架橋することで人間の認知の進化を解き明かす研究で世界をリードし、多数の重要な業績を出している。特に、1997年の著書”The Symbolic Species: The Co-evolution of Language and the Brain”(邦訳『ヒトはいかにして人となったか―言語と脳の共進化』)は世界的なベストセラーであり、言語進化・認知進化の研究に大きなインパクトを与えた。
Academic CV:
https://www.dropbox.com/s/wr8viri4dewqec6/Academic%20CV%202019.pdf?dl=0

参考文献:
– Deacon, T.W. (1998) The Symbolic Species: The Co-evolution of Language and the Brain, W.W. Norton & Company (『ヒトはいかにして人となったか―言語と脳の共進化』 金子隆芳訳 (1999)、新曜社)
– Deacon, T.W. (2011) Incomplete Nature: How Mind Emerged from Matter, W.W. Norton & Company.
– Deacon, T. W. (in press) Beneath symbols: Convention as a semiotic phenomenon, in Evolution & Contextual Behavioral Science: A Reuni7ication. S. C. Hayes & D. S. Wilson (eds.), New Harbinger Publications (uncorrected draft)
https://www.dropbox.com/s/stxrytnxsgo23ao/Beneath%20symbols%20%28prepub%29.pdf?dl=0
– Deacon, T. W. (2011) The symbol concept, in The Oxford Handbook of Language Evolution. M. Tallerman & K. Gibson (eds.), Ch. 43.(final revised version)
https://www.dropbox.com/s/n76muw67hj694h5/Deacon%20-%20Symbol%20Concept.pdf?dl=0
– Deacon, T. W. (2016) The emergent process of thinking as reflected in language processing. in
Thinking Thinking: Practicing radical reflection. D. Schoeller & V. Saller (eds.), pp.135-158.
https://www.dropbox.com/s/bkttgbh0gfiy9nx/Deacon%20-%20Emergent%20language%20processes.pdf?dl=0

[終了しました]第1言語としてのバイリンガリズム研究会 (BiL1)–第21回研究

下記のとおり、BiL1研究会(第1言語としてのバイリンガリズム研究会) 第21回研究会開催について
ご案内いたします。

立教大学
森聡美
                  記

第1言語としてのバイリンガリズム研究会 (BiL1)–第21回研究会
「バイリンガルのアイデンティティ」
日時: 2020 年10月25日(日)(12:50~18:00)
場所: オンライン(Zoomにて)

プログラム

司会                            谷口ジョイ(静岡理工科大学)
開会挨拶 12:50~13:00                     森(三品)聡美 (立教大学)
基調講演 I 13:00~14:00
「バイリンガルのアイデンティティの発達と交渉」         野口メアリー(関西大学)
休憩 14:00~14:05
基調講演 II 14:05~15:05
「アイデンティティ、そもそもの話:「承認の政治」とバイリンガリズム研究」
                                小柴健太 (京都産業大学)
休憩 15:05~15:10
一般発表 15:10 ~15:50
「バイリテラシーへの挑戦:青年期日英バイリンガルの書いたナラティブの分析」 中邑啓子 (明海大学)
休憩 15:50~15:55
院生発表I 15:55~16:30
「日本社会における母語教育政策の必要性 ―大学生の共就学経験に注目して―」   笹岡優里 (立教大学)
院生発表II 16:30~17:05
「子どもの第二言語学習における母語活用について
―在日朝鮮初級学校における朝鮮語イマ―ジョン教育と英語の授業の観察から―」 石田雅子 (大阪市立大学)

グループディスカッション 17:05~17:30
特別セッション 17:30~17:50
閉会挨拶 17:50~18:00 井狩幸男 (大阪市立大学)
 
参加費: 会員は無料、非会員も今回限りは無料
参加申込:こちらのリンクで10月18日(木)までにお申し込みください。(登録後、Zoom IDなどが配信されます):
https://zoom.us/meeting/register/tJcqdeChrTkpGt05NpX0iAo-212kG8CGiUhg
当日は手話通訳が付きませんが、後日、手話付きの講演動画を配信しますので、手話通訳が必要な方は、
BiL1kenkyukai@gmail.comに10月11日(日)までにご連絡ください。手話付きの講演動画のURLリンクを送りします。
なお、基調講演I以外の使用言語は日本語になります。

【終了しました】『フォーミュラと外国語学習・教育』出版記念Zoomシンポ ジウムのご案内

For information in English, please click on the following link:
http://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/2020/09/publication-launch-symposium-october.html

昨今国内外で注目を集めるフォーミュラ連鎖(2語以上の定型表現)についての6
年に及ぶ大規模プロジェクト研究の集大成として、入門的研究書『フォーミュラ
と外国語学習・教育―定型表現研究入門』(Formulaic Sequences in Foreign Language Learning and Education: An Introduction)がくろしお出版より刊行
されます。出版を記念して公開シンポジウムを開催しますため、ご案内いたしま
す。主催者は外国語教育メディア学会(LET)関西支部基礎理論研究部会です。

日時:2020年10月11日(日)9:30AM-11:40AM
会場:オンライン開催(Zoom活用)
参加費:無料
参加者特典:本案内下部をご参照ください。
言語:日本語
イベントURL: https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/p/symposium2020.html

◇下記リンクより事前参加登録が必要です◇:
https://zoom.us/meeting/register/tJEtc-qhqDopGd2NjlZAsVtSgYxZ4mYnZkuT
【当日のスケジュール】
9:10- 開場
9:30- 開会の挨拶
9:45- 磯辺 ゆかり (京都精華大学)
「フォーミュラ入門」
10:10- 杉浦 香織 (立命館大学)
「フォーミュラ親密度研究」
10:35- ラフラー ルイ (立命館大学)
「ISRS(間接的間隔反復システム)を活用したフォーミュラ電子教材の可能性」
11:00- 門田 修平 (関西学院大学)
「フォーミュラをベースにした第二言語習得モデルに向けて」
11:25- 質疑応答
11:40- 閉会
*コーディネーター(司会):金澤 佑 (関西学院大学)
*個々の発表や質疑応答の開始時間は進行の状況により前後する可能性がござい
ます。

※シンポジウム終了後の同日12:50より、ことばの科学会主催の「オープンフォー
ラム2020(第12回年次大会)」がZoomで開催されます。テーマは「第二言語の潜
在的学習(Implicit
Learning in SLA)」です。よろしければこちらも合わせてご参加ください。詳
細は事前参加登録画面をご参照ください。

出版物情報:
金澤 佑(編)(2020)『フォーミュラと外国語学習・教育:定型表現研究入門』
東京:くろしお出版

書誌詳細

<<著者一覧>>
生馬 裕子、泉 惠美子、磯辺 ゆかり、
門田 修平、金澤 佑、里井 久輝、
杉浦 香織、平井 愛、堀 智子、
松田 紀子、三木 浩平、森下 美和、
籔内 智、ラフラー ルイ
*苗字五十音順

——————————-
★特典情報★
ご参加いただいた方限定で、下記リンク先から割引価格で本書をご購入いただけ
ます。

『フォーミュラと外国語学習・教育』出版記念シンポジウム 特別割引注文受付ページ


——————————-

多くの方のご参加を、お待ちしております!